日本語能力および「私の目から見た日本」紹介コンテスト

1. 目的
日本イズミル文化友好協会(JIKAD)が開催する日本語コンテストは、日本語を学ぶ人たちを支援・激励することを目的にしたものである。ただし、単に参加者の日本語能力のみでなく、関心のある日本文化や日本の紹介をしてもらうことで、日本および日本語に関する熟知度を総合的に評価しようという意図をもつものである。
イズミルでは独立した日本語学科を持つ大学はないが、すべての大学に選択科目として日本語があり、希望する大学生も多い。また日本文化への興味から、個人として、あるいはJIKADの日本語教室や市中の語学学校で日本語を学んでいる様々な年齢・職業の人たちがいる。このような人たちが参加しやすい内容にすると同時に、彼らを支援する人々や組織を含め、日本文化に関心を持つ人たちの輪を広げていきたいと願いながら企画したものである。

2. 内容

(1) 第1次選考:Webサイトにおける「私の目から見た日本」紹介
参加希望者は、「私の目から見た日本」をどのようなテーマで発表するか決め、JIKADのリンクhttp://jikad.org.tr/yarisma/ に掲載されているフォームにのっとり、紹介ページを作成する。文章はトルコ語で表記する。日本語を追記することも可能だが、そのための得点加算されない。

a. テーマ、書式:
・テーマは、「日本文化」「歴史の一時代」「人物」「都市」「スポーツ」「芸術」など       自由に設定できる。
・表紙ページには4コマの写真入りリンク先を掲示する。3つのコマには決めたテーマに関連す   る副題になる内容を表す写真を、4つ目には参考文献や支援者の写真を載せる。例えば、「富士山」をテーマにした場合、3のリンクに「富士山の特徴」「日本人にとっての重要性」「富士山にまつわる民話」を設定し、それぞれの内容を代表する写真を3コマに入れ、4コマ目には自分が日本語を教わっている教師(あるいは支援してもらった友人)との写真を載せる。
・それぞれのリンク先の説明には、最大300語、3枚の写真を使用できる。
・紹介に用いた引用文については“”をつけるか、またはイタリック体表記とし、引用写真と同様に出典を明記する。出典は、参考資料とともに4コマ目のリンクに表記する。。
・参加者の作成した紹介ページのwebサイトにおける掲載権はJIKADが有する。

b. 受付期間:JIKADホームページでのお知らせ掲載から約2ヶ月間

c. 第1次選考通過者の決定: JIKAD実行委員会(3~5名)の審査採点により、第2次選考に残る7~8名を決定する。

(2) 第2次選考:日本語能力
a. 構成:
①自己紹介と日本語を勉強しようと思った動機(2分)
②テーマを選んだ理由と「私の目から見た日本」内容の発表(5分)
③質疑応答(3分)
・一人当たりの日本語による発表時間は①と②の合計7分とする。この発表の中で、パーフォーマンスも可能。(例えば剣道や合気道、折り紙作品展示、歌や剣玉演技の披露など)
・発表後の③では、テーマに関して審査員が行う4つの質問に日本語で答える。質疑応答の合計時間は3分であり、時間内に回答できなければその時点で終了する。質問は最初日本語で行われるが、わからなければトルコ語での訳を要求できる(各質問への回答は5点満点だが、訳を要求した場合には得点は半分になる)。

b. 採点および審査員:
・得点は以下の配分で100点満点とする。
①webサイトの「私の目から見た日本」紹介; 20点
②時間配分の正確さ; 10点
③日本語発表; 50点
④質問への回答: 20点
・①は第1次選考時に採点される。②は実行委員会が、③および④は実行委員会の委任した審査員3名によって採点される。

(3)参加者の条件
・日本に6ヶ月以上滞在したことがある人、日本語学科の在学生・卒業生は参加できない。(大学で選択科目で日本語を専攻している人は参加可能)
・JIKADの実行委員会メンバーの家族・親戚は参加できない。